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  • 菊池捷男

9.庭訓や経営理念(哲学)こそが七歩の詩

ロータリアンには、高い倫理観をもって今を生き、先を見るに敏なる人など、若い人たちの師表と仰がれている人が、実に多くおられます。

そのような人たちは、家憲や庭訓(ていきん)、社是、社訓などを掲げ、生き方ないし哲学、あるいは経営理念を明らかにしているのです。

そのような人たちの語る庭訓や経営理念には、ときに箴言〈神の啓示〉ほどの、ときに名言として、多くの人の胸に刻まれているものがあります。

ロータリーでは、標語として採用された言葉に、「超我の奉仕 “Service Above Self”」(第一標語)や「最もよく奉仕する者、最も多く報いられる “One Profits Most Who Serves Best” 」(第二標語)があります。

それに、前述しました「ロータリーの中核的価値観」があります。「価値観を行動に」という言葉もあります。さらには「四つのテスト」や「全分野の職業人のための倫理訓(道徳律)」などの個々の内容など、理念・生き方を分かりやすく書き表したものがあります。

今は、多様性の時代、また変化の時代、イノベーションが常に求められ、ESG投資など新しい価値の創造が求められる時代です。

経営理念も、当然、新しい価値の創造に向けた、より進化したものが、日々作られているように思われます。

ロータリアンには、人生という戦いの場で学んだ、それぞれの職業奉仕の、より具体的・実践的な理念(職業人としての生き方)を、詩情豊かに、語っていただきたい。それが現代版七歩の詩になるのではないかと考えます。

そして、ロータリアンが、親睦を重ねながら、あるいは奉仕を共にしながら、互いに学ぶのです。そこから、私も大いに学びたい。


これはロータリアンの特権であると同時に、多様性を生きる、すべての人の特権であろうと思います。


哲学の意味:哲学とは、暗夜を照らす一条の光だ、とアレキサンドル・デュマは言い、「罪は、それを犯すことで利益を得る者によって犯される」という法の箴言<哲学>を、エドモン・ダンテスが語る物語に適用して、彼を無実の罪で岩窟牢に送った三人の男を暴き出しました。これは哲学の効果の一例です。

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