検索
  • 菊池捷男

4.寛容の心

私にとっての多様性とは、周回遅れの私でも、ロータリアンにしていただいたこと、さらにはガバナーに選任していただいたこと、であることは前述しました。この事実は、他のロータリアンの寛容の心があってのことにほかありません。

すなわち、多様性を受け入れることは、寛容の心と言い換えることができると思います。

令和2年2月23日は、今上天皇最初の天皇誕生日の祝日でしたが、この日、天皇陛下は、お言葉の中で、「多様性」という言葉と「寛容」という言葉をイコールの言葉とされました。

すなわち、寛容の心をもって多様性を受け入れることを勧められたのです。

ですから、天皇陛下の意識の中にも、多様性を受け入れることは、寛容の心の現れとの理解があるものと思われます。

多様性は、最近、いろいろな場所で、いろいろな機会に語られるほど、重要な言葉になっています。

これは、単なる概念的な解説ですましていい言葉ではありません。

いかに、多様性を受け入れる実践論ないし方法論を確立するか、つまりはどのような生き方をするか、哲学を持つかを、広く国民に、求める言葉になっていると思うのです。

ロータリアンは、すべからく、その方法論を行動規範として、持つべきものと愚行します。

8回の閲覧

最新記事

すべて表示

10.親睦と多様性

直前まで、激しい意見の対立を見、合意に至らなかったことが、食事会を開き親睦の機会をつくったことで、合意に達した例があります。 次に挙げる例は、実に厳しい国家間の意見の対立が、食事会をした結果、解消した例です。 1941年に、イギリスとソ連の首脳間で、対独戦をいかに戦うかについて、三日間、討議・激論が戦わされましたが、結局決裂しました。しかし、奇跡が起こります。それは、その直後に、ソ連側からイギリス

9.庭訓や経営理念(哲学)こそが七歩の詩

ロータリアンには、高い倫理観をもって今を生き、先を見るに敏なる人など、若い人たちの師表と仰がれている人が、実に多くおられます。 そのような人たちは、家憲や庭訓(ていきん)、社是、社訓などを掲げ、生き方ないし哲学、あるいは経営理念を明らかにしているのです。 そのような人たちの語る庭訓や経営理念には、ときに箴言〈神の啓示〉ほどの、ときに名言として、多くの人の胸に刻まれているものがあります。 ロータリー

8.職業奉仕と七歩の詩

ロータリーでは、「職業奉仕」が極めて重要です。その重要さゆえに、早くから「道徳律」が定められ、「四つのテスト」を毎例会で唱和しているのです。 しかし、ロータリー章典に書かれた「職業奉仕」は、「あらゆる職業に携わる中で、奉仕の理念の実践をロータリーが培い、支援する方法である。」(ロータリー章典8.030.1)ですが、私は、職業奉仕を、”自分の職業を行うあらゆる段階において最高の倫理の筋を通すこと”と